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かーちゃんとタブー
「タブー」って聞いて、加藤茶の「ちょっとだけよん」を思い浮かべる人は、ちょっと古いです。
お箸のタブーってありますよね。 二人でお箸を使って同時に一つのものを触ってはいけない、というやつです(※)。お葬式のお骨拾いの動作と重なるのでタブーになっているもので、一般的な常識だと思います(というか、思ってました)。 タブーを破るような動作をすると、よく子供のころに叱られましたので、なんとなく骨身に染み付いてます。 先日、朝食のテーブルで。私の切ったタラコの皮がきちんと切れておらず、同居人が一切れを箸で摘み上げるともれなく3切れ付いてくる状態になってました。重さでタラコの皮を断ち切ろうと同居人がしばらく苦戦してぶらぶらさせていたところ、 かーちゃん:「あ、じゃあそれ私がもらうわ」 と、ぶら下がってるほうのタラコを箸でつまんで引っ張ろうとしました。 タブー状態になってしまうのを恐れて、思わずタラコを皿に取り落とす同居人。 しかし、かーちゃんはひるまず、落ちたタラコをまた摘み上げ、 かーちゃん:「ほら、そっち引っ張って」 同居人:「いや、でもそれはやりたくないよねえ」 かーちゃん:「え? どうして?」 どうやら、かーちゃんの辞書にはタブーがないようです。 ひょっとして山形県(かーちゃん出身地)ではタブー認定されてないのかしら。 わたし:「あのー、こうやっちゃだめって、知らないんですか?」 かーちゃん:「え、知ってるわよ。オホホ」 本当かなあ。 わたし:「どうしてダメなのか、理由知ってます?」 (← いちいち突っ込みを入れるやつ) かーちゃん:「え、それはどうしてかしらね。ホホホ、言ってみて?」 同居人:「本当は知らんのやろ」 かーちゃん:「(ぎくり)」 とうとう正直に認めたかーちゃんの弁によると、お葬式に出席してお骨拾いをしたことがないので知らないそうです。本当かなあ...60年以上生きてきて、一度もお骨拾いしたことがないなんて、あるかしら。 それにこういうタブーって、普通は親にしつけられて覚えていくものですよね。お葬式に出たことがなくても、子供のころに教わっていそうな気がします。 かーちゃんに育てられた同居人が知ってるタブーを、かーちゃんが知らないのも不思議です。 可能性としては、 1) 山形県ではタブーになってない。同居人は別の地方出身の父親から教わった。 2) 山形県ではタブーになっているが、なんらかの理由でかーちゃんは知らなかった。同居人は別の地方出身の父親から教わった。 というところでしょうか。 ひょっとしたらかーちゃんが子供のころは山形では土葬がメインで、お箸のタブーは存在しなかったのかもしれないし。 同居人:「でも、昔かーちゃんから箸で二人でつまんじゃいけないって、躾けられたような気がするぞ...」 ということは 3) 山形県ではタブーになっているし、かーちゃんもかつては知っていて子供にも教えたが、その後に忘れてしまって今に至る。 真相は闇の中です... 「うわさのケンミンSHOW」で取り上げてくれないかしら。 ※補足:正式には「二人箸」と呼ぶようです。 にほんブログ村
by hamazo_ex
| 2009-05-14 09:16
| 今日のかーちゃん
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